人類による宇宙開発が進む昨今、アメリカのトランプ大統領が宇宙軍を設立させました。
アメリカ宇宙軍の基地は日本にもあるとのこと。
いったいどんな目的でトランプ大統領はアメリカ宇宙軍を設立したのか?
軍を名乗るからには敵となる存在がいるはずですが・・・
この記事では、そんなアメリカ宇宙軍についてご紹介します。
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アメリカ宇宙軍とは
アメリカ合衆国宇宙軍(United States Space Force:USSF)は、宇宙空間を担任範囲とするアメリカ合衆国の軍隊です。
2019年12月20日にトランプ大統領が発足させ、2020年にはアメリカ空軍士官学校の卒業生86人が最初の士官として入隊。
さらに同年7月28日には空軍の4人の少将が宇宙軍に異動するなど、2020年の時点で2,400人を超える組織になりました。
アメリカ宇宙軍の組織図
アメリカ宇宙軍を管轄するのは国防総省(ペンタゴン)内の空軍省です。
最高責任者は宇宙軍作戦部長で、空軍長官が司ります。(初代宇宙軍作戦部長はジョン・ウィリアム・レイモンド大将)
その下には複数の部隊が存在し、それぞれに担当する役目・任務が割り振られています。
部隊名 | 役目・任務 | 場所 |
宇宙軍作戦本部 | 国防総省(バージニア州アーリントン郡) | |
宇宙作戦軍団 | ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(カリフォルニア州) | |
第2宇宙部隊 | 宇宙領域の観測を担当 | ピーターソン宇宙軍基地(コロラド州) |
第3宇宙部隊 | 宇宙における電子戦を担当 | ピーターソン宇宙軍基地(コロラド州) |
第4宇宙部隊 | ミサイル攻撃に対する警戒を担当 | バックリー宇宙軍基地(コロラド州) |
第5宇宙部隊 | 宇宙軍の指揮・統制を担当 | ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(カリフォルニア州) |
第6宇宙部隊 | サイバー空間を担当 | シュリーバー宇宙軍基地(カリフォルニア州) |
第7宇宙部隊 | 諜報・監視・偵察を担当 | ピーターソン宇宙軍基地(コロラド州) |
第8宇宙部隊 | 衛星通信・位置情報戦を担当 | シュリーバー宇宙軍基地(カリフォルニア州) |
第9宇宙部隊 | 軌道上における戦いを担当 | シュリーバー宇宙軍基地(カリフォルニア州) |
第30宇宙団 | ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(カリフォルニア州) | |
第45宇宙団 | パトリック宇宙軍基地(フロリダ州) | |
宇宙ミサイルシステムセンター | ロサンゼルス空軍基地(カリフォルニア州) | |
第61基地グループ | ロサンゼルス空軍基地(カリフォルニア州) |
上記の他、アラスカ、ハワイ、グアムといったアメリカ本土以外にも複数の宇宙軍部隊が展開しています。
アメリカ宇宙軍の任務
アメリカ宇宙軍の想定任務は、「国内法及び国際法に則り、アメリカ合衆国の権益保護及び平和的利用を確保する」と定められています。
さらに細かくいうと・・・
<任務>
- アメリカ合衆国による宇宙へのアクセスの自由の防衛
- 迅速かつ持続的な宇宙運用技術の提供
<義務>
- 宇宙におけるアメリカ合衆国の利益の防衛
- 宇宙に対する攻撃及び宇宙からの攻撃の抑止
- 宇宙運用の実施
<基礎的な任務及び責任>
- 行動の自由を守る
- 宇宙運用における致死率の低下と有効性の増大を実現する
- 独立した作戦を展開する
上記のなかで気になるのは、義務として挙げられた「宇宙に対する攻撃及び宇宙からの攻撃の抑止」という点。
ロシアや中国も宇宙開発を進めているので、それらの脅威に対抗するためとも読めますが、純粋に宇宙人の侵略を想定しているようにも解釈できます。
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トランプ大統領が宇宙軍を設立した目的とは
アメリカ宇宙軍を発足させたのはトランプ大統領です。
その際、トランプ大統領は「中国やロシアが宇宙空間を軍事利用し、兵器開発を進めている」と語りました。
つまり、中国やロシアに先んじて宇宙空間を制しておきたいというのが、アメリカ宇宙軍発足の一番の目的だと考えられます。
とはいえ、宇宙空間で戦力を持つとなると、地球外からの侵略者(宇宙人)とも戦えるということ。
アメリカは1940年代から宇宙人の存在を把握しているとの噂があるので、彼らが侵略してきた場合の備えという目的もありそうです。
トランプ大統領は宇宙人の存在を信じている?
以前、トランプ大統領は宇宙人の存在について、「私自身は否定的だ」と前置きした上で、次のように語りました。
「UFOをみたという海軍の兵士と会い、直接話をきいた。彼らが噓をついているとは思えなかった」
宇宙人否定派のトランプ大統領ですら「噓とは思えなかった」わけですから、UFOをみたという兵士の話には説得力があったはず。
つまり、「宇宙人の存在を認めたくないが、認めざるをえない状況」であることを思い知らされたということだと思われます。
トランプ大統領自身がそう考えている以上、アメリカ宇宙軍設立の目的に「宇宙人の侵略に備える」が入っていることは間違いないでしょう。
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アメリカは以前から宇宙軍をもっていた?
2019年に発足したアメリカ宇宙軍ですが、アメリカはそれ以前から宇宙軍らしきものを持っていたと主張する人もいます。
その一人が、2002年に逮捕されたゲイリー・マッキノンです。
マッキノンの容疑は1年に渡ってNASAとペンタゴンをハッキングしていたこと。
マッキノン自身、容疑を認めているのですが・・・
「ハッキング中に宇宙人関連のファイルを見た」と語っています。
宇宙人関連のファイルは複数あり、その中の一つには地球外将校と名前がつけられていたとのこと。
さらに、名前がつけられたアメリカ所有の宇宙船のリストや、チューブ型UFOの画像もあったそうです。
マッキノンがいうには、「これらのファイルをダウンロードしようとしたところ、突然通信回線が切られた」そうで、ハッキングがバレたのだと思われます。
また、元アメリカ軍兵士のコーリー・グッドは、アメリカを含む複数の国が極秘に行っている計画があると証言しています。
その計画の名は「ソーラーワーデン計画」。
ソーラーワーデン計画の目標は火星に到達することであり、グッドいわく「計画のメンバーはすでに月や火星に行っていて、そこで古代の建造物をみた」とのこと。
グッド自身は6歳から訓練を受け、初期の任務は地球上にいる宇宙人の捕獲と尋問だったそうです。
マッキノンやグッドの話が事実ならば、アメリカの宇宙開発は一般に公表されているものより遥かにすすんでいることになります。
技術的なことを考えれば人類の知識だけでそこまで到達したとは思えず、宇宙人の協力があったはず。
そんな計画を公開することはできないので、アメリカ宇宙軍を設立して堂々と予算をまわせるようにしたのかもしれません。
なお、ゲイリー・マッキノンやコーリー・グッドについては、ドキュメンタリー番組「古代の宇宙人」(第124話)で詳しく紹介されています。
*「古代の宇宙人」はHuluで視聴できます。
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宇宙船はエリア51で開発された?
ゲイリー・マッキノンやコーリー・グッドの話が事実ならば、アメリカはすでに宇宙船を所有していることになります。
問題なのは、その宇宙船はどこで開発されたのかということ。
もっとも可能性があるのは、近年になってその存在が公表されたエリア51と呼ばれる基地です。
1970年代、科学者のボブ・ラザーが「アメリカはエリア51に9機の宇宙船を保有している」と暴露しました。
ラザー自身、エリア51で宇宙船の推進装置を研究していたとのこと。
その当時は未完成だったと証言しているので、9機の宇宙船は宇宙人から提供されたものと考えられます。
マッキノンがみつけたファイルに記載されていたのはこの9機だったのかもしれません。
ちなみに、エリア51付近を含むアメリカ各地では、三角形のUFOが度々目撃されています。
これについては宇宙人のUFOとアメリカ製の機体(俗称、TR-3Bアストラ)という2タイプあると言われています。
目撃者の話によると、超高速移動や重力を無視した急上昇をしていたとのこと。
となれば宇宙へ行くのにロケットの打ち上げは必要なく、グッドの「ソーラーワーデン計画のメンバーはすでに月や火星に行っている」という話に信憑性がでてきます。
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日本の横田基地にもアメリカ宇宙軍が駐留
2024年12月4日、日本の横田基地にもアメリカ宇宙軍が設置されました。
「航空自衛隊と連携しながらミサイル発射を繰り返す北朝鮮や宇宙空間での活動を活発化させる中国などに対応するため、宇宙空間の監視やミサイル発射情報の共有化を進めていく」ことを目的としているそうです。
わずか数十名程度の規模とのことなので、現時点ではそれ以上の任務を担当することはないと思われます。
ちなみに、アメリカ宇宙軍はグリーンランドやイギリス、アセンション島、ディエゴガルシアにも駐留しています。
日本の自衛隊内に宇宙作戦隊が発足
アメリカに歩調を合わせるかのように、日本も自衛隊内に宇宙専門の組織(宇宙作戦隊)を作りました。
防衛省が2019年に予算案をつくり、2020年4月17日に可決。
2020年5月8日に「宇宙作戦隊」という部隊名が決定しました。
さらに2022年3月17日には「宇宙作戦群」を新編。
将来的に宇宙作戦群は将官を指揮官とする「宇宙作戦集団」に格上げされ、集団の下に「宇宙作戦団」「宇宙作戦指揮群」「宇宙作戦情報隊」を置くとされています。
宇宙作戦隊の目的
公表されている宇宙作戦隊設立の目的は、「人工衛星がほかの衛星や物体と衝突して機能不全に陥ったり、宇宙ゴミが発生したりするのを防ぐため」。
レーダーなどを使って24時間態勢で宇宙空間の監視を行っているほか、他国の衛星の運用状況などを把握することが任務となっています。
今後は複数の人工衛星を連携させて、弾道ミサイルの発射の兆候を把握したり、他国の艦船などを探知・追尾したりすることを目指すそうです。
北朝鮮は日本海に向けて頻繁にミサイルを発射していますし、中国による台湾有事の懸念もありますから、宇宙作戦隊の任務は重要性を増すばかり。
当然、設備は強化されていくわけで、いずれは宇宙人の侵略にも対応できるようにするのでしょう。
まとめ
この記事では、アメリカ宇宙軍についてご紹介しました。
アメリカ宇宙軍は2019年にトランプ大統領が発足させましたが、ゲイリー・マッキノンやコーリー・グッドによると、アメリカはもっと前から宇宙船を使っていたとのこと。
アメリカ宇宙軍設立の真の目的とは、そういった極秘計画に堂々と予算をまわすための隠れ蓑なのかもしれません。
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