ロズウェル事件の真相は?墜落したのは宇宙人のUFO?アメリカ軍は観測用気球と発表

ロズウェル事件の真相は?墜落したのは宇宙人のUFO?アメリカ軍は観測用気球と発表 墜落、痕跡

1947年、アメリカのニューメキシコ州ロズウェルに何らかの物体が墜落。

これが、俗にいうロズウェル事件です。

当初、アメリカ軍はUFOの残骸を回収したと発表しましたが、後に観測用気球だったと訂正。

そのため、多くのUFO研究家が真相を求めて現在でも調査中です。

この記事ではそんなロズウェル事件の真相についてご紹介します。

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ロズウェル事件とは

ロズウェル

ロズウェル事件とは、1947年7月にアメリカのニューメキシコ州ロズウェル付近で起こった飛行物体の墜落事故のことをいいます。

墜落事故があった日付については1947年6月という説の他、7月4日説や7月6日説も存在します。

このように諸説あるのは、事件から10年以上経ってから証言した人が多く、その証言に食い違いがあるから。

各自の記憶が曖昧であると思われます。

ただし、アメリカ軍がこの墜落事故について記者会見を行ったのは、当時の新聞から7月8日であることが分かっています。

そのアメリカ軍の第一報は、「第509爆撃航空群の職員がロズウェル付近の牧場から潰れた空飛ぶ円盤を回収した」というもの。

センセーショナルな発表だったため、宇宙人関連の事件として瞬く間に話が広まりました。

ところが、その数時間後にアメリカ軍は、「RAAF職員が回収したものは空飛ぶ円盤ではなく、気象観測用気球であった」と訂正。

これ以降、各マスコミが「実はUFOではなく観測用気球だった」と報じたことで、事態は一気に沈静化しました。

もっとも、観測用気球だったというアメリカ軍の発表に疑問をもつ人も多かったようです。

特に、1978年に放送されたUFO研究家のスタントン・T・フリードマンが出演するドキュメンタリー番組と、1989年放送の「未解決ミステリー」では、ロズウェル事件の真相がUFOの墜落事故だったと語られています。

これらの番組が興味深いのは、多くの目撃者から証言を集めていること。

その証言が観測用気球というアメリカ軍の発表と矛盾するため、現在に至るまでUFO墜落説が根強く残っています。

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ロズウェル事件で回収されたのは観測用気球?

ロズウェル事件に関するアメリカ軍の発表は、「気象観測用気球が墜落した」というもの。

記者会見の場では、墜落した気球の残骸としてアルミ箔のようなものが公開されました。(下の写真)

ジェシー・マーセル

事故直後、アメリカ軍は大勢の兵士を派遣して残骸を残らず回収。

その一部としてアルミ箔のようなものが公開されたわけですが・・・

実際に残骸をみたという人の多くは、「光る金属だった」「円盤だった」「とても観測用気球には見えなかった」等と証言しています。

また、消防士のロウは、現場から残骸の一部を持ち帰りましたが、すぐに軍関係者がやってきて、残骸を回収された上、何も喋らないように脅されたそうです。(ロウの娘フランキーの証言)

つまり、記者会見の場で公開されたアルミ箔のような物は墜落現場で回収された残骸ではなく、ロズウェル事件の真相は隠されている可能性があるということ。

そこで台頭してきたのが、「モーグル計画用の気球」という新しい説です。

モーグル計画とは

ロズウェル事件の真相を探ろうとする者がいるなかで、アメリカ空軍は「ロズウェルリポート」という報告書を作成しました。

この報告書は事件について、「モーグル計画に使用された気球だった」と結論づけています。

モーグル計画とは、ソ連の核実験や弾道ミサイル発射を音響で探知しようとする試み。

1946年から行われ、レーダー反射板とナイロン繊維を組み合わせた装置を観測用気球に繋げて飛ばしていました。

ロズウェルリポートの作成に携わったウィーヴァー大佐いわく、ロズウェルに墜落したのはこの気球だったとのこと。

1947年当時はトップシークレットだったため、アメリカ軍は詳細を語ることができなかったというのです。

ロズウェルに墜落したのはモーグル計画の気球ではない

ロズウェルリポートによると、ロズウェルに墜落したのは、モーグル計画の4号機とのこと。

しかし、アメリカ空軍の記録では、4号機は天候不良のため飛ばされていません。

また、モーグル計画に使用された装置はごく一般的な既製品を組み合わせて作られた物。

それをUFOの残骸だと誤認する人が大勢いるとは思えませんから、モーグル計画が事件の真相であるという説にはかなり無理があります。

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ロズウェル事件の真相をジェシー・マーセル少佐が告白

ロズウェル事件の真相をもっともよく知る人物は、おそらく故ジェシー・マーセル少佐でしょう。

ジェシー・マーセル少佐は、墜落現場に近いロズウェル陸軍航空基地に所属していた情報部の将校で、記者会見の場でアルミ箔のような物を持ち、写真に写った人物でもあります。

マーセル少佐は、上層部から「ロズウェル事件については何も喋るな」と口止めされていたそうです。

そんなマーセル少佐が真相を語ることにしたのは、余命宣告されたから。

実に事件から30年後のことでした。

マーセル少佐が語った真相

晩年、マーセル少佐は「捜索中」というTV番組に出演。

その番組内で「観測用気球という軍の説明は、明らかな嘘だ」と述べた上で、事件当時のことを語りました。

1946年7月6日、マーセル少佐は、残骸の第一発見者である民間人マック・ブラゼルから残骸の一部を受け取り、それを基地の上層部に渡しています。

しかし、「上層部に渡した残骸と記者会見の場で自分が持っていた物は別物だった」とのこと。

回収された残骸を間近でみたはずのマーセル少佐が、記者会見の場で公開された物は別物だったと告白しているのです。

また、マーセル少佐は回収された残骸の一部をこっそりと自宅に持ち帰り、家族に見せていました。

これについて「残骸は地球の物質ではなかった」と証言しています。

その時のことはマーセル少佐の息子であるマーセルJr.も覚えていて、「みたこともない記号が書かれた金属があった」とのこと。

非常に硬く、けれども柔軟で、そして燃えない素材でできた残骸もあったそうです。

ちなみに、退役後のマーセル少佐は、自宅に天文台をつくりました。

陸軍の士官だったマーセル少佐が、なぜ急に宇宙に興味を持つようになったのか?

それはおそらく、ロズウェル事件を通して宇宙人が存在していることを知ったからでしょう。

ロズウェル事件では宇宙人の遺体も回収された

ロズウェル事件の目撃者のなかには、「宇宙人の遺体が運ばれていくのをみた」と証言する人もいます。

これに対するアメリカ軍の見解は、「遺体に見えたのは観測用気球に乗せてあった人形だ」とのこと。

たしかに、アメリカでは気象観測用気球に人形を乗せて飛ばしていた過去があるのですが・・・

記録によると、観測用気球に人形が乗せられるようになったのは、1950代に入ってからのこと。

ロズウェル事件が起きたのは1947年ですから、まだ人形は乗せられていなかったはずです。

とある記者がこの矛盾についてアメリカ軍に質問したところ、「(人形が乗せられた)時期の認識が間違っているのだろう」とのこと。

人形の使用が1950年代からというのははっきりと記録に残っているのですが、記者側の認識が間違っているという一言で否定されました。

回収された宇宙人の遺体と残骸はエリア51に運ばれた

墜落現場から回収された宇宙人の遺体は、近くの基地に運びこまれた後、残骸と一緒にエリア51に移送されたと言われています。

エリア51とは、長い間アメリカ軍がその存在を否定していた軍事施設。

最新鋭戦闘機の開発とテスト飛行が行われていると言われている場所です。

そのせいか、未確認飛行物体が頻繫に目撃される場所としても有名。

元エリア51職員を名乗る科学者ボブ・ラザーによると、エリア51ではロズウェルで回収されたUFOの残骸をもとにアメリカ製UFOの研究が行われているそうです。

また、元ロッキード・マーティン社の上級研究員ボイド・ブッシュマンは、「UFOの残骸から得られた技術の一部は民間企業に流され、新製品や新素材に転用されている」と語っています。

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ロズウェル事件の真相は宇宙人の乗ったUFOの墜落事故か?

ロズウェル事件の目撃者たちから得られた証言をまとめると、次のようになります。

  • 円盤型の飛行物体が墜落した
  • 現場にあった残骸は地球外の素材で作られていた
  • 宇宙人の遺体が複数あった
  • 残骸と宇宙人の遺体はアメリカ軍が回収した
  • 軍関係者がやってきて口止めされた

ここまで証言が揃っているわけで、ロズウェル事件の真相は宇宙人の乗ったUFOの墜落事故だと考えるのが妥当です。

ただし、証言をしている目撃者のなかには、いたずらや悪乗りでガセネタを流している人もいる模様。

こうしたガセネタのせいで、真相が分かりにくくなっています。

ちなみに、1930年代から1950年代にかけて、同様の事件が世界各地で発生。

たとえばポーランドに墜落したUFOはナチスドイツが回収し、軍事技術の研究材料となったと噂されています。

この研究は大きな成果をあげたようで、第二次世界大戦にナチスドイツが投入した弾道ミサイルやジェットエンジン式戦闘機は、墜落したUFOの技術がもとになったと考えられます。

なお、宇宙人やUFOの目撃情報については、下の記事でまとめて紹介しています。

連れ去り・誘拐・墜落・目撃など、UFOや宇宙人に関する事件をまとめてご紹介

まとめ

この記事では、1947年にアメリカで起きたロズウェル事件の真相についてご紹介しました。

アメリカ軍の公式見解は、あくまでも気球の墜落に過ぎないというもの。

しかし、事件の目撃者たちの話をきくと、墜落したのが気球だったとはとても思えません。

特に故ジェシー・マーセル少佐の証言は信憑性があり、墜落したのはUFOだったというのが真相だと思われます。

今さらアメリカ軍がUFOだったと認めるとは思えませんが、より決定的な証拠を求めて多くのジャーナリストや団体が活動中。

すべてが明らかになる日がくることを願うばかりです。

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