宇宙人やUFO・UAPはオカルト扱いされがちです。
しかし世の中には、宇宙人やUFO、UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認空中現象)を真剣に調査している団体・組織・人物が存在します。
しかもそれは民間だけでなく、公的機関でも。
今回はそんな宇宙人・UFO・UAPの調査団体・組織・人物をご紹介します。
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プロジェクト・ブルーブック
1940年代、アメリカではUFOの目撃情報が相次ぎました。
1948年、事態を重くみたアメリカ空軍のネイサン・トワイニング中将は、UFO調査組織プロジェクト・サインを発足させます。
その後、プロジェクト・サインはプロジェクト・グラッジに名称を変更。
さらにプロジェクト・ブルーブックへと変わっていきます。
主な活動内容は、全米から寄せられるUFO目撃情報の真偽を確認すること。
いずれのプロジェクトにおいても未解明に終わる事例が多く、そのことからUFOの存在が強く疑われたわけですが・・・
最終的な報告書では「UFO現象は見間違いか自然現象だ」という表現になっています。
これに関してプロジェクト・グラッジとブルーブックの科学顧問を務めたJ・アレン・ハイネックは、「何らかの圧力が働いたようだ」と述べています。
ブルーブックの科学顧問J・アレン・ハイネック
J・アレン・ハイネックは、元オハイオ州立大学の准教授です。(専門は天体物理学)
当初、ハイネックはUFOの存在に否定的でしたが、目撃情報や遭遇事件を調査するうちに、考えを変えていきます。
天文物理学の教授が考えを変えるからには、それなりの根拠があったはず。
つまり、1940年代のアメリカでは、すでに宇宙人やUFOの存在を示唆する事件が起こっていたことになります。
なお、プロジェクト・ブルーブックはJ・アレン・ハイネック監修の元、『プロジェクト・ブルーブック』というタイトルでドラマ化されています。
*ドラマ『プロジェクト・ブルーブック』はゲオの宅配レンタルDVD・ブルーレイで視聴できます。
未確認航空現象タスクフォース
アメリカのペンタゴン(アメリカ国防総省)には、つい最近までAATIP(Advanced Aerospace Threat Identification Program:先端航空宇宙脅威特定計画)という極秘のプロジェクトがありました。
当初、ペンタゴンはその存在を否定していましたが、後に「AATIPはすでに終了したプロジェクトだ」と発表。
同時に現在稼働中のプロジェクトとして発表されたのが、未確認航空現象タスクフォースです。
未確認航空現象タスクフォースの目的は、UAPについて継続調査すること。
前述したプロジェクト・ブルーブックも含め、アメリカは今も昔も、宇宙人やUFOに関して真剣に調査しているのです。
未確認航空現象タスクフォースの成果
未確認航空現象タスクフォースでは、全米から寄せられたUFOの目撃情報を調査。
その最初の報告は、「144件の目撃情報のうち気球が1件、他は未解明。ただし、いずれも敵国の技術ではない」というものでした。
当然、アメリカの技術でもないわけで、つまりは現代科学では説明がつかないということ。
アメリカ国防総省は名言していないものの、いわゆるUFOと考えて間違いないでしょう。
なお、アメリカ国防総省は2023年8月にAAROというホームページを立ち上げ、様々なUAPを紹介しています。
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APRO
1952年、新聞記者のコーラル・ロレンゼンは、アメリカ初の民間UFO調査組織APROを設立しました。
APROには各分野の専門家が参加。
その中には、集まっており、コーラル・ロレンゼンの夫で元アメリカ陸軍航空隊の将校ジム・ロレンゼンもいました。
APROの主な活動は、UFOの目撃情報があった場所へ専門家を派遣し、調査すること。
その調査結果の一部は、コーラル・ロレンゼンの著書『UFO 目撃者の証言』に掲載されています。
また、APROは他の民間UFO調査組織が立ち上がるきっかけにもなっています。
コーラル・ロレンゼンについて
単なる新聞記者に過ぎなかったコーラル・ロレンゼンがAPROを立ち上げUFOを調査するようになったのには理由があります。
それは彼女自身がUFOに遭遇しているから。
コーラル・ロレンゼンが9歳の時に、空を横切る平たい形の飛行物体を目撃しているのです。
それは音を立てずゆっくり北西の方へ動き、水平線のかなたに消えたのだとか。
これがAPRO立ち上げの動機となったことを考えれば、彼女が事実を語っていたことは間違いないでしょう。
NICAP
NICAPは第二次世界大戦で誘導ミサイルを開発したデルマー・ファーニー少将が作ったUFO調査組織です。
この組織の注目すべき点は、参加メンバーの中に元CIA長官のロスコー・H・ヒレンケッター中将がいたこと。
CIA長官といえば、アメリカの秘密情報の中枢にいる人物。
当然、UFOに関する情報も入ってくるはずです。
そんな役職にいた人物がUFO調査組織にいたということ自体が、宇宙人の存在を強く示唆しています。
ロスコー・H・ヒレンケッターの証言
1960年、ヒレンケッターは次のように証言しました。
- UFOは実在する
- UFOはソ連の航空機ではない
元CIA長官がここまでハッキリ述べているわけですから、宇宙人やUFOの存在を否定する方がナンセンスです。
MUFON
1962年、元APROのメンバーであるボルト・アンドラスが、MUFONというUFO調査組織を作りました。
MUFONの特徴は、全国にある拠点が独立してUFOの目撃情報を調査するということ。
現在では数千人が会員となって調査に協力しています。
MUFONの成果
MUFONは成果の一部をMUFON公式サイトで公開しています。
調査の結果、デタラメや見間違いと判明したものもありますが、UFOと考えざるを得ない目撃情報もあります。
日本語にも対応しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
トゥーザスターズアカデミー
アメリカのロックバンド・ブリンク182のメンバーであるトム・デロングが、トゥーザスターズアカデミーというUFO調査団体を設立しました。
トム・デロングは2023年の「最もUFO調査に貢献した人物」に選ばれた人。
現在は、ライトパターソン空軍基地内研究所の責任者ウィリアム・マッカスランド少将の協力を得て、ロズウェルで起きたUFO墜落事件の真相を調査しています。
トゥーザスターズアカデミーのキーマン
トゥーザスターズアカデミーのキーマンは、元AATIP責任者のルイス・エリゾンドです。
ルイス・エリゾンドは、ペンタゴン内に宇宙人の存在を隠匿しようとする勢力があることに失望して同省を退職。
その際、本物のUFO動画(チックタック、ゴーファスト、ジンバルの3本)を持ち出しました。
下の動画はそのうちの一つです。
2020年、米軍はこの動画が本物のUAPだと発表。
アメリカがここまで認めるのは史上初であり、日本でもニュースになりました。
この点においてルイス・エリゾンドの功績は大きいと言えるでしょう。
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ジョルジョ・ツォカロス
ジョルジョ・A・ツォカロスは、宇宙人・UFO関連の番組に多数出演している 超常現象研究家です。(作家でもある)
彼の出演番組の中で特に有名なのが、HISTORYチャンネルでシリーズ化されている『古代の宇宙人』。
すでに10年以上も続いている番組で、様々な視点から宇宙人が存在する可能性を示しています。
ジョルジョ・ツォカロスが提唱する古代宇宙飛行士説
ジョルジョ・ツォカロスは古代宇宙飛行士説を唱えています。
古代宇宙飛行士説とは、かつて地球にやってきた宇宙人が、人類の発展に大きく貢献したという考え方。
ジョルジョ・ツォカロスは、古代文明やオーパーツ、神話、伝承などに、その痕跡があると主張しています。
この点においては私も同じ考え。
定説とされる人類の歴史では、説明がつかないことが多々あります。
主流の考古学者は、それらの点を「説明がつかない」といってほとんど放置していますが、宇宙人が人類の発展に関与したと考えれば、すべてに説明がつきます。
そもそも、現在、世界中でUFOが目撃されており、その存在はもはや疑いようがないレベル。
現代にUFOが飛来しているのなら、古代にも飛来したと考える方が妥当でしょう。
*ジョルジョ・ツォカロスが出演する「古代の宇宙人」はHuluで視聴できます。
ゼカリヤ・シッチン
古代宇宙飛行士説を世に広めたのが、ゼカリヤ・シッチンです。
彼は古代シュメール文明時代の粘土板を独自に解析。
その結果、シュメールに伝わる神アヌンナキとは、他の惑星(ニビル)からやってきた宇宙人であると結論付けました。
ゼカリヤ・シッチンの主張
ゼカリヤ・シッチンによると、アヌンナキが地球に来た目的は金を採掘すること。
ニビルが酷い大気汚染になり、それをおさめるために金が必要だったというのです。
また彼は、金の採掘には労働力が必要だったため、アヌンナキは当時地球にいた類人猿の遺伝子を組み換え、人間を作り出したとも主張しています。
無論、主流の考古学者達はゼカリヤ・シッチンの説に猛反発。
主張の根拠となっている粘土板の解析について、「ゼカリヤ・シッチンが自分に都合よく解釈しているにすぎない」と指摘しています。
とはいえ、シュメールにアヌンナキという神の話が伝わっていたのは事実。
神殿の壁にはアヌンナキのレリーフが残っています。
アヌンナキは空からやってきた神の一団で、人類の創造主。
さらに、知識を授けてくれた存在でもあるとされています。
宇宙人という単語は使われていませんが、この内容はゼカリヤ・シッチンの主張に酷似。
そもそも、空からやってきたわけですから、アヌンナキは宇宙人だったと考えるのが妥当です。
まとめ
この記事では、宇宙人やUFO・UAPの遭遇事件や目撃情報を調査している団体、組織、人物をご紹介しました。
その中には、アメリカのペンタゴンが創設した組織も含まれており、宇宙人の存在に関して真剣に調査が行われていることは事実。
そして、米軍が撮影したUFO動画のように、調査しても説明がつかない航空現象は確かに存在します。
アメリカはこれらをUAPと名づけましたが、「説明がつかない」と発表した時点で宇宙人の存在を認めたようなものなのです。
なお、宇宙人による連れ去りや誘拐事件については、下の記事でまとめて紹介しています。
連れ去り・誘拐・墜落・目撃など、UFOや宇宙人に関する事件をまとめてご紹介
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