宇宙人・UFOのおすすめ映画㉓「スプートニク」のあらすじと見どころを紹介

宇宙ステーション 宇宙人・UFOの映画

日本人に馴染みがあるのは、アメリカのハリウッドで制作された作品。

しかし、ロシアで制作された映画にも優れた作品はあります。

映画「スプートニク」もその一つ。

SFホラーを通して、ロシアらしい真面目さと重々しさを感じることができます。

この記事では、そんな映画「スプートニク」のあらすじと見どころをご紹介します。

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宇宙人・UFOのおすすめ映画「スプートニク」の概要

「スプートニク」は、2020年に制作されたロシアのSFホラー映画です。

SFとはいっても、宇宙を舞台にしたシーンは冒頭の数分だけ。

残りはソビエト連邦時代のとある研究施設を舞台としています。

また「エイリアン」のように宇宙人とのバトルシーンや、主人公が逃げまどうシーンも無し。

軸となっているのは、宇宙人に寄生された宇宙飛行士を救おうとする主人公の姿です。

この点において、映画「スプートニク」は異色の作品。

派手さはありませんが、いかにもロシアらしい厳格で重々しい雰囲気を味わう作品といえます。

映画「スプートニク」の監督・脚本・キャスト

監督 エゴール・アブラメンコ
脚本 オレグ・マロビチュコ/アンドレイ・ゾロタレフ
出演 オクサナ・アキンシナ(タチアナ・ユリエヴナ役)
ヴィタリヤ・コルニエンコ(タチアナ・ユリエヴナ幼少期役)
ピョートル・フョードロフ(コンスタンティン・ヴェシュニャコフ役)
フョードル・ボンダルチュク(セミラドフ役)
アントン・ワシーリエフ(ヤン・レオニードヴィチ・リーゲル役)
アレクセイ・デミドフ(アヴェルチェンコ役)

ロシアで制作されたとあって、映画「スプートニク」に出演している俳優陣は馴染みのない人ばかり。

あえていうなら、主演のオクサナ・アキンシナが、「ボーン・スプレマシー」(マット・デイモン主演)の終盤に数分だけ出演していました。

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映画「スプートニク」のあらすじ

宇宙ステーション

時は1983年、ロシアがまだソビエト連邦だった頃。

ソビエト連邦の宇宙船オービタ4は、宇宙ステーションから離れて地球に帰還しようとしていました。

しかし、大気圏突入前に機体が激しく揺れます。

動揺する船長のコンスタンティン・ヴェシュニャコフと同僚のアヴェルチェンコ。

そして次の瞬間、二人は窓の外に宇宙人がいるのを目撃します。

外部から機体のハッチを開けて船内に入ろうとする宇宙人。

船内の二人はその様子を恐怖に怯えながら見るしかありません。

結果、コンスタンティンは宇宙人に寄生された状態で地球に帰還することになります。

そのころ、モスクワで精神医学の医師として働くタチアナ・ユリエヴナは、過去の治療が行き過ぎだとして査問会にかけられていました。

査問会で解雇か逮捕の二択を迫られるタチアナ。

そんな失意のタチアナに、セミラドフと名乗る軍人が接触し、「ある患者を診てほしい」と依頼してきます。

渋々依頼を引き受けたタチアナは、セミラドフ大佐に連れられてカザフにある研究所へ。

そこには、隔離・監禁されたコンスタンティンがいました。

コンスタンティンを診察することになったタチアナは、彼をPTSDと診断したのですが・・・

その夜、タチアナはコンスタンティンの体内から異形の生物が出てくるのを目撃します。

その生物は宇宙人であり、コンスタンティンと共生しているとのこと。

セミラドフ大佐はタチアナに、「コンスタンティンを救うために、宇宙人から切り離す方法を考えてほしい」と、本当の目的を告げるのでした。

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映画「スプートニク」の見どころ

映画「スプートニク」の見どころは、ソビエト連邦時代の様子が垣間見えること。

国全体が秘密主義で、厳しい情報統制下にあったことが分かります。

1983年当時のソビエト連邦に関する情報は少ないので、フィクション映画とはいえ貴重な映像です。

また、ハリウッド映画のように登場人物がジョークを言うシーンやラブシーンは一切なし。

そこにリアリティがあり、映画「スプートニク」の内容が実際に起きたことのように思えてくるのです。

ロシアで起きたとされる宇宙人・UFO事件

映画「スプートニク」はあくまでもフィクション。

しかし、ロシアでは宇宙人・UFO関連の大きな事件がいくつも起きています

これらがあまり知られていないのは、事件発生当初、当時のソビエト連邦政府によって情報統制が行われたから。

その後ソビエト連邦が崩壊したことで、やっと事件が明るみに出てきました。

カプースチンヤールの空中戦

1948年、ロシアのカプースチンヤール上空に銀色の葉巻型UFOが出現。

目撃者がいる他、ロシア軍基地のレーダーがこれを捉えていました。

そのため、基地から迎撃機が出撃。

UFOに攻撃をしかけ、ダメージを負わせたと言われています。

ただし、攻撃を受けた直後にUFOから強烈な光が放たれ、迎撃機はコントロール不能に。

結果、戦闘機、UFOともに墜落したそうです。

ペトロザボーツクでのUFO目撃事件

1977年9月20日、ロシアのペトロザボーツク上空に光る物体が出現

この物体は上空に数分間とどまった後、光の雨を降らせました。

その様子を捉えたのが下の写真です。

ペトロザボーツクのUFO

この事件の目撃者は数千人。

流石に無視できなかったのか、この事件の直後、当時のソビエト連邦政府はUFO委員会を発足させました。

30年前起きたカプースチンヤールの空中戦を通して、ロシアは宇宙人の存在を認識していたと思われ、それゆえ素早く対応できたと思われます。

サリュート7号の宇宙人遭遇事件

映画「スプートニク」の内容に近いのが、1984年7月12日にサリュート7号宇宙ステーションで起きたとされる宇宙人遭遇事件です。

この日、サリュート7号には3人の宇宙飛行士が滞在していました。

そしてこの3人は、船外でオレンジ色に光る雲のような物を目撃

やがてその雲のようなものは消え、代わりに7人の天使(羽のような物をもつ光)が出現したとのことです。

さらに、数週間後にサリュート7号に補充された別の3人も同様のものを目撃。

特別な訓練を受けた宇宙飛行士6人が揃って目撃したわけで、幻覚や見間違えとは思えません。

ダリネゴルスクUFO墜落事件

1986年1月29日、ロシアのダリネゴルスクで、赤い飛行物体が山の中腹に墜落するという事件が発生。

これを数百人の地元住民が目撃しました。

その目撃証言によると、飛行物体は墜落する前に減速していたとのこと。

これにより、少なくとも隕石ではないことが分かります。

また、墜落現場から回収された金属片には、「熱を加えることで原子構造が変化する」という特徴があったそうです。

そのような技術は現代でも完成しておらず、墜落したのは宇宙人の機体だったと思われます。

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宇宙人は存在すると主張するロシア人

ご紹介したように、ロシアではいくつもの宇宙人・UFO関連の事件が起きています。

ソビエト連邦時代は情報統制が厳しく、基本的に隠蔽されていましたが、近年では「宇宙人やUFOは存在する」と証言する著名なロシア人が何人も現れました。

ここではそんなUFO肯定派のロシア人をご紹介します。

マリーナ・ポポヴィッチ

マリーナ・ポポヴィッチは元ソ連空軍のパイロット。

音速を超えた初めての女性パイロットとして、ロシアでは非常に有名な人物です。

そんなマリーナは、2003年に自らのUFO遭遇体験を綴った告白本を出版。

さらに、世界中で講演を行い、「宇宙人は実在する」と説いています。

それによると、「ロシアにはこれまでに少なくとも5機のUFOが墜落し、軍がそれを回収している」とのこと。

国内で高い社会的地位を得ているマリーナですから、嘘を用いて売名する必要はなく、その意味で彼女の話には信憑性があります。

パベル・ポポヴィッチ

マリーナの夫であるパベル・ポポヴィッチも、UFO肯定派の一人。

パベルは、人類で8番目の宇宙飛行士であり、同時に前述したペトロザボーツクでのUFO目撃事件後に発足したUFO委員会のリーダーを務めた人物でもあります。

つまり、当時のロシアにおいてUFO調査の最前線にいたということ。

その影響力をいかし、パベルは1992年に膨大な量のKGBファイルを入手しました。

そのファイルを調査したパベルが出した結論は、「海底には宇宙人の基地が3つある」というもの。

世界中で海に潜っていくUFOが目撃されており、海底基地説には説得力があります。

ちなみに、パベル自身もUFOの目撃者。

1978年、アメリカからロシアに戻るフライト中に、全長100mにもおよぶ三角形のUFOを目撃したと語っています。

フェリックス・ジーゲル

フェリックス・ジーゲルはソビエト連邦政府の命令でUFOの研究を行った人物。

1968年、フェリックスはそれまでの調査結果を公表しました。

それによると、ソビエト連邦時代だけで、数百件にもおよぶUFOの目撃事件が起きていたとのこと。

なかには空軍パイロットによるUFOの目撃証言も含まれていました。

速度移動、急加速、急旋回など、いずれも普通の航空機ではないことは明らか。

すべてとは言わないまでも、いくつかは現在のアメリカがいうところのUAPだったと思われます。

まとめ

この記事では、映画「スプートニク」についてご紹介しました。

映画「スプートニク」はロシアで制作されたSFホラー作品。

重々しい雰囲気がリアリティを増加させてくれます。

そんな映画「スプートニク」ほどではないものの、ロシアでは宇宙人・UFO関連の事件がいくつも起きています。

さらには「宇宙人は存在する」と主張する有名なロシア人もおり、ロシア政府はその事実を隠蔽していると思われます。

映画「スプートニク」でもそうした秘密主義が描かれているので、これを機に視聴してみてはいかがでしょうか。

なお、その他の宇宙人・UFO関連のおすすめ映画は、下の記事でまとめてご紹介しています。

宇宙人・UFO関連のおすすめ映画一覧!あらすじやキャスト、見どころを紹介

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