インダス文明最大級の都市として知られるモヘンジョダロ遺跡。
かなり高度な知識と技術に基づいて造られた都市ですが、短期間で衰退してしまいました。
衰退の理由として一部の学者は、核兵器が使用されたからだと主張しています。
この説が正しければ、インダス文明には宇宙人が関係しているかもしれません。
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インダス文明の古代遺跡モヘンジョダロとは
モヘンジョダロは、パキスタンのシンド州にあるインダス文明最大級の都市遺跡で、紀元前2500年から紀元前1800年にかけて繁栄しました。
1922年に発見され、現在は世界遺産に登録されています。
モヘンジョダロという名前は「死者の丘」を意味しますが、これは現代になって名付けられたもの。
インダス文字が解読されていないため、モヘンジョダロの本来の名前については、分かっていません。
モヘンジョダロは高度な都市だった
モヘンジョダロ遺跡は東西2つの遺丘からなり、東方に市街地、西方には城塞が広がっています。
都市の規模はほぼ推定1.6km四方でかなり大規模。(今後の調査によってさらに大きなものに訂正される可能性もあります)
ピーク時で35,000~40,000人(あるいはそれ以上)が暮す都市でした。
農業が盛んで、小麦の栽培と家畜牛の飼育がメインで、メソポタミア文明との交易も盛んに行われました。
街はよく整備されており、碁盤の目状に張り巡らされた広い道路、傾斜路、水道、汚水の排水システム、個人用の浴室、公衆浴場などが存在。
さらに、水量の季節的変動を考慮した貯水池もあり、高度な知識と技術を持っていたことがうかがえます。
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モヘンジョダロは核兵器の使用によって衰退した?
高度な知識と技術を持っていたモヘンジョダロですが、短期間で衰退してしまいました。
その原因として指摘されているのは、主に次のような説です。
- 大規模な洪水
- 大規模な火災や火山噴火
- 核兵器使用説
大規模な洪水
モヘンジョダロが衰退した原因としてもっとも広く信じられているのが、インダス川下流域での大規模洪水や海水面の上昇です。
これにより、人々はインダス川流域から離れ、より安全な東へ移動。
結果としてモヘンジョダロで暮す人が激減した可能性があります。
核兵器使用説
イギリスの考古学者デビッド・ダヴェンポートは、モヘンジョダロで核兵器による大爆発が起きたと主張しています。
この説の根拠は、ダヴェンポート自身が溶けた陶器やガラス化した壁を発見したから。
さらに、モヘンジョダロでみつかった遺体と灰から高濃度の放射能が検出されました。
この説は核兵器を持つ高度な文明の存在が大前提。
インダス文明はもちろん、同時期のメソポタミア文明やエジプト文明が核兵器を保有していた形跡はないので、宇宙人を含むより高度で未知の文明があったことになります。
大規模な火災や火山噴火
大規模な火災や火山噴火によってモヘンジョダロが一気に衰退したと主張する学者もいます。
この説の根拠は、ダヴェンポートが発見した溶けた陶器やガラス化した壁。
核兵器の使用以外に高熱を発するとしたら火山噴火しかない、という考え方です。
突如として災害に見舞われたかのような遺体が何体もありました。
実際、イタリアにあった古代都市ポンペイは、火山の噴火に見舞われて一気に廃墟となったわけで、ストーリーとしては成り立ちます。
しかしながら、モヘンジョダロ遺跡を含むインダス川流域で大規模な火山活動が起きた痕跡はいっさいありません。
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モヘンジョダロで核兵器が使用された痕跡
本当にモヘンジョダロで核兵器が使用されたのであれば、何らかの物的証拠が残っているはず。
加えて、書物などに記録された可能性があります。
この観点で調べると、モヘンジョダロにもそれらしき痕跡があります。
溶けた陶器と高濃度の放射能
2014年、モヘンジョダロでみつかった溶解した陶器の検査が実施されました。
X線解析を行った結果、摂氏2,500度前後で熱せられたことが判明。
前述したように、モヘンジョダロ周辺で火山噴火があった痕跡はなく、他に摂氏2,500度もの熱が発生する事象といえば限られてきます。
それに加えて、モヘンジョダロでみつかった遺体や灰には、通常値の50倍もの放射能を浴びたものがあります。
通常値の50倍の放射能となると、自然に発生したものではないはず。
よって、核兵器が使用された可能性があるわけです。
インドの大叙事詩マハーバーラタの内容
インドの大叙事詩マハーバーラタには、ランカー島という島が登場します。
ランカー島は指導者ラーバナによって納められていた場所。
一般的には架空の都市だとされていますが、ダヴェンポートは、モヘンジョダロこそランカートーだと主張しています。
というのも、ランカー島では強力な兵器を使用した戦争があったとされているから。
マハーバーラタによると、指導者ラーバナが力を持ち過ぎたために、神ビシュヌが怒って戦いを仕掛けたそうです。
その際、ラーバナは神であるシヴァから力と兵器を与えられました。
ラーバナがこの兵器を使うと、太陽50個分の光を放ったとのこと。
また、マハーバーラタには、以下のような記述もあります。
- 煙と火の柱が立ち上り、街は灰と化した
- 馬が焼け死にその死体は蒸発した
- 強烈な熱線が発生し、住民は灰と化した
- 恐ろしい風、うなる雲、揺れ動く太陽
- 衝撃波で土ぼこりが舞い上がり、濃い闇に包まれた
- 人々の皮膚に腫れ物が出来始め、髪は抜け落ち、爪が剝がれた
これらの記述はきわめて具体的で、原爆投下後の広島の被害状況と酷似しています。
特に髪が抜け落ちたり爪が剝がれたりといった症状は放射能にさらされた人にあらわれるもの。
放射能のことを知らない人には書けない内容ですから、実際に放射能を浴びて症状があらわれた人がいたのでしょう。
ちなみに、強力な兵器と使用後の惨状については、古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』や『リグ・ヴェーダ』にもあります。
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モヘンジョダロは宇宙人が造らせた?
モヘンジョダロは、アンコールワット、イースター、ナスカ、ギザを結ぶ直線上にあります。
偶然にしてはあまりにも出来過ぎているので、意図的にこの配置にしたと思われます。
その目的として考えられるのが、無線のエネルギー網を構築すること。
これはワールドグリッド説と呼ばれています。
ワールドグリッド説を提唱したのはギリシャの哲学者です。
プラトンによると、地球は12個の正五角形から出来ていて、表面には20箇所の頂点があるとのこと。
実際、地上で磁気異常が起きている場所(エネルギースポット)を線で結ぶと、地図上に幾何学模様が出来上がります。
そして、古代遺跡の多くは、このエネルギースポットの上にあります。
つまり、モヘンジョダロを含む古代遺跡は、地球から磁力というエネルギーを取り出し、他のエネルギースポットと繋げることで、無線のエネルギー網を構築するために建てられた可能性があるのです。
無線のエネルギー網を構築したのは宇宙人?
プラトンのいうワールドグリッド説が事実だとして、問題なのは、誰がこの無線エネルギー網を考えだしたのか?ということです。
このエネルギー網をつくるには、磁気異常が起きている場所を知っていて、なおかつ取り出した磁力をエネルギーとして使用する技術を持っていなければなりません。
そんな高度な知識と技術を持っているとしたら宇宙人くらいなもの。
おそらく、最終氷河期末(1万2千年程前)には、宇宙人の力を借りて繫栄した超古代文明があったのでしょう。(たとえばアトランティス)
しかし、大洪水がおきて超古代文明は滅亡。
ごく一部の生き残りが宇宙人から教わった知識と技術を引き継ぎ、文明の再興に着手。
その結果、インダス文明やメソポタミア文明、エジプト文明が誕生したのではないでしょうか。
そして、ラーマーヤナに記載されているように、再興した人類があまりにも力をつけすぎたため、宇宙人が核兵器をつかって知識をリセットしたのかもしれません。
神鳥ガルーダの伝説が示す宇宙人関与の証拠
インド神話には、ガルーダと呼ばれる神鳥が登場します。
神ビシュヌ(ラーマ)とラーバナの戦争後に現れるようになった鳥で、太陽光を遮るほど巨大だったのだとか。
現在では赤い顔と赤い翼、かぎ爪のついた手という姿で表現されることが多いようですが、私は、このガルーダのことを、UFOだったのではないかと考えています。
何故なら、ガルーダの表皮は羽毛ではなく金属で、背中にビシュヌ神を乗せて宇宙に行けたと伝わっているから。
さらに、ガルーダが地上に降り立つときにはハリケーンのような風がおこり、台地が振動したそうです。
そのような生き物の鳥が存在するはずはないので、ガルーダを鳥だとする話はおそらく比喩表現。
金属製で宇宙にもいける物なわけですから、単純に考えればUFOです。
このことから、宇宙人ははるか昔から地球に来ていたと考えられ、だとすれば、ワールドグリッドのような知識と技術を人類に与えていたとしてもおかしくはないのです。
なお、宇宙人が関与したと思われる他の古代都市については、下の記事でまとめて紹介しています。
ピラミッドやモアイ像等、宇宙人・UFOと関係がある謎の古代文明の遺跡一覧
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核兵器使用説を否定する人々の反論
モヘンジョダロで核兵器が使用されたという説の根拠は、ダヴェンポートが発見した溶けた陶器、ガラス化した壁、高濃度の放射能を検出する灰と死体です。
一方、核兵器使用説に否定的な人は、「ダヴェンポートが証拠を捏造した」と主張しています。
まず、ダヴェンポートは上記のような証拠について、「モヘンジョダロは発掘対象からはずれていて、現地民がガラスになった町と呼んで近付かない場所でみつけた」と報告しています。
しかしながら、Google Earthなどでモヘンジョダロ周辺を見ても、ガラスになった町らしきものは確認できません。
また、東海大学の近藤英夫教授は、「現地でガラスになった町の話を聞いたことはない」とコメント。
実際、ダベヴェンポート自身もガラスになった町の正確な場所を公表していません。
そのため、ダベヴェンポート以外の第三者による現場検証ができておらず、この点が核兵器使用説の欠点となっています。
まとめ
この記事では、インダス文明最大級の都市モヘンジョダロについてご紹介しました。
この遺跡を調べた考古学者のダヴェンポートは、モヘンジョダロで核兵器が使用されたと主張。
その根拠として、溶けた陶器やガラス化した壁、放射能を帯びた遺体と灰を挙げました。
ダヴェンポートはこれらをみつけた場所について詳細を語っておらず、捏造の可能性があるわけですが・・・
仮に事実であれば、モヘンジョダロで核兵器が使用されたのはほぼ間違いなく、当時のインドでそんな技術を持っているのは、宇宙人くらいでしょう。
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