コメディタッチのSF映画として大ヒットしたのが、「メン・イン・ブラック」シリーズです。
地球で暮らしている宇宙人を監視する組織の活躍を、面白おかしく描いています。
この記事では、そんな映画「メン・イン・ブラック」シリーズのあらすじと見どころをご紹介。
さらに、映画のモデルとなった組織・MJ12について解説していきます。
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宇宙人・UFOのおすすめ映画「メン・イン・ブラック」の概要
「メン・イン・ブラック」は1997年に公開されたSF映画です。
ここでいう「メン・イン・ブラック」とは、地球上に住む地球外生命体を監督し、その存在を一般の人間から隠している秘密組織、又はそこに所属するエージェントのこと。
宇宙人・UFO関連の映画にはシリアスなものが多いのですが、「メン・イン・ブラック」はコメディタッチ。
そのポップな作風が功を奏したのか、全世界で5億8,930万ドル以上の興行収入を記録し、1997年に興行収入第3位にランクインしました。
なお、続編として「メン・イン・ブラック2」(2002年)「メン・イン・ブラック3」(2012年)が、スピンオフ作品として「メン・イン・ブラック:インターナショナル」(2019年)が製作されています。
映画「メン・イン・ブラック」の監督・脚本・キャスト
監督 | バリー・ソネンフェルド |
脚本 | エド・ソロモン |
出演 | トミー・リー・ジョーンズ(K役) |
ウィル・スミス(J=ジェームズ・エドワード役) | |
リンダ・フィオレンティーノ(L役) |
「メン・イン・ブラック」シリーズ(1~3)で監督を務めたのは、バリー・ソネンフェルド。
映画「アダムス・ファミリー」の監督も務めており、コメディ作品の製作には定評があります。
主演のウィル・スミスが出演した宇宙人・UFO関連の映画には、大ヒット作の「インディペンデンス・デイ」があります。
また、トミー・リー・ジョーンズは、サントリー缶コーヒーBOSSのCM「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」(2006年4月~)に出演中です。
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映画「メン・イン・ブラック」のあらすじ
ある日、ニューヨーク市警のジェームズ・エドワーズ刑事(ウィル・スミス)は、事件の犯人が飛び降り自殺するところを目撃します。
その死体が異形だったことから、人間以外の生命体の存在を知ったエドワーズ。
しかし、同僚たちはエドワーズの話を信じず、唯一の理解者は検視官のローレル・ウィーバー(リンダ・フィオレンティーノ)だけでした。
そんななか、エドワーズの前に黒いスーツの男K(トミー・リー・ジョーンズ)が現れ、赤い光が出る装置を使ってローレルの記憶を消してしまいます。
さらに、Kはエドワーズを秘密組織MIB(メン・イン・ブラック)へスカウト。
半信半疑ながらもKに指示された場所を訪れたエドワーズは、そこでテストを受けます。
見事テストに合格したエドワーズに対し、Kは「人間に姿を変えて地球で暮らす宇宙人がいる」と告げます。
なんと秘密組織MIBの任務は、「宇宙人による犯罪や侵略行為を防ぐために監視することと、彼らの存在を世間から隠すこと」だったのです。
戸惑いながらも、「J」として同組織に所属することを決めたエドワーズ。
Kとコンビを組んで研修を行いますが、行く先々で驚愕の事実を知ることになります。
そんな折、とあるUFOの無断侵入事件が発生。
この一見単純に見える事件が、後に大事件へと発展していくのです。
映画「メン・イン・ブラック2」のあらすじ
MIBのエージェントとしてすっかりベテランになったエドワーズ。
しかし、かつてのバディKが引退して以降は、誰とコンビを組んでもしっくりきていませんでした。
そんな中、25年前にKが解決した事件に関連する殺人事件が発生。
エドワーズはすでに記憶を消して平穏な生活を送っているKのもとを訪れ、MIBへの復帰を依頼します。
エドワーズの話を聞いて困惑するK。
それでも最終的に復帰を決意したKは、記憶を取り戻すためにMIB本部を訪れます。
これでKが完全復活!と思いきや・・・
記憶修復を行っている最中に、宇宙人によってMIB本部が占拠されてしまいます。
果たしてKの記憶は戻るのか?
前作から成長したエドワーズと、MIB時代の記憶がないKとの掛け合いが面白い作品です。
映画「メン・イン・ブラック3」のあらすじ
月面のルナマックス銀河系刑務所から、凶悪な宇宙人ボリスが脱獄。
Kへの復習を企むボリスは、タイム・マシーンを手に入れるべく地球にやってきます。
エドワーズとKはボリスが地球で暗躍し始めたことを察知しますが、Kには何やら隠し事がある様子。
問いただしても答えないKに、エドワーズは苛立ちを隠せません。
そんなある日、Kが行方不明に。
果たしてKはどこに行ってしまったのか?
ボリスの企みを阻止することができるのか?
従来の作風にタイムスリップの要素を加え、ストーリー的にパワーアップした作品となっています。
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映画「メン・イン・ブラック」の見どころ
映画「メン・イン・ブラック」の見どころは、その奇想天外な設定にあります。
世界的に有名なスポーツ選手が宇宙人だったり、日常生活において当たり前と思っていることが、実は宇宙人によるものだったり。
コメディタッチで描かれたその様子に、思わずクスっと笑ってしまいます。
もっとも、宇宙人が人間に姿を変えて暮らしているという話は、現実世界でも指摘されていること。
たとえばテンプル大学歴史学準教授のデイヴィッド・ジェイコブズは、「宇宙人との混血種が社会に溶け込んで暮らしている」と述べています。
これは、ジェイコブズが宇宙人による誘拐事件を詳しく調べた末にたどり着いた結論。
宇宙人による誘拐事件では人体実験をされることが多く、それが人間との混血種を生み出すためだというのです。
この説の真偽はともかく、映画「メン・イン・ブラック」は宇宙人の入植説を大胆かつコミカルに取り入れている点において、珍しい作品といえます。
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メン・イン・ブラックのモデルはMJ12(マジェスティック12)
映画「メン・イン・ブラック」のモデルとなったのは、MJ12(マジェスティック12)と呼ばれる秘密組織と、そこに所属する「黒ずくめの服装をした男」です。
MJ12の主なミッションは、宇宙人に対するアメリカ政府の対応を考えることと、世間に公開するUFO関連の情報をコントロールすること。
宇宙人・UFO関連について絶対的な権力を持っており、大統領以上の決定権があると言われています。
「黒ずくめの服装をした男」は、映画同様、宇宙人・UFO関連において様々な隠蔽工作を行っている現場職員。
MJ12からの指示で動いていると思われ、墜落したUFOの回収・研究にも積極的に関与していると考えられています。
MJ12(マジェスティック12)の噂の出どころ
MJ12(マジェスティック12)の名前が世間に広まったのは1980年代から。
きっかけは、1984年12月に映画制作者兼UFO研究家のジェイミー・シャンドレーの元に届いた郵便物でした。
匿名の人物からで、封筒の中には1本の35㎜フィルムが入っていました。
シャンドレーがフィルムの中身を現像したところ、中身は大統領就任直前のアイゼンハワーに宛てた8ページの文章。
1952年に作成された文章で、作成者は当時のCIA長官ロスコー・ヒレンケッターです。
ヒレンケッターはその文章で、「墜落したUFOを調査するために、現大統領のトルーマンがMJ12という極秘の組織を作った」と報告。
また、「これまでにロズウェル事件を含む複数のUFO墜落事件があった」とも書いています。
MJ12の存在とロズウェル事件を報告する驚愕の内容。
無論、シャンドレーが偽物のフィルムを掴まされた可能性もあるわけですが・・・
仮に偽物だとしたら、ここまで手の込んだことをやる犯人のメリットは何なのか?という疑問が残ります。
ちなみに、郵便物が発送されたのは、アメリカ・ニューメキシコ州のアルバカーキ。
そこから南東に240kmほど行くと、UFO墜落事件の現場となったロズウェルがあります。
MJ12は実在している?
アメリカ政府がMJ12や「黒ずくめの服装をした男」の存在を認めたわけではありませんが、多くの人物が「実在している」と証言しています。
例えば、アポロ14号の乗組員のエドガー・ミッチェルは、「ロズウェル事件は本当に起こったこと」とした上で、「内部関係者の秘密集団がケネディ後の大統領へ報告するのを妨げている」と証言。
また、アイゼンハワー大統領のひ孫であるローラ・アイゼンハワーは、曾祖父から聞いた話として、「MJ12は当時起こっていたUFO関連の事件に対応する影の政府だった」と語っています。
こうした証言は前述の文章の内容に合致していますから、MJ12が実在する可能性は高いと言えそうです。
なお、MJ12に関しては、ドキュメンタリー番組「古代の宇宙人」(第124話)で詳しく紹介されています。
MJ12(マジェスティック12)は宇宙人と既に交流している
1994年3月、ウィスコンシン州に拠点を置く研究グループに、匿名の郵便物が届きました。
メリーランド州のとあるドラッグストアから発送されたもので、中には1954年に国防総省や軍が作成したと思われる宇宙人・UFO関連の文章のコピーが入っていました。
そこには、ロズウェル事件の後、宇宙人側から接触の申し入れがあり、MJ12のメンバーが実際に宇宙人とコンタクトを取っていたことが書かれていました。
また、文章には棒状葉巻型、円盤型、コーン型、三角形という4種類のUFOのスケッチもあり、棒状葉巻型については「長さが300mを超える」とも書かれています。
驚くべき内容ですが、ロズウェル事件ではアメリカ軍が墜落したUFOの残骸を回収したと言われていますから、それを機に宇宙人との交流が始まったとしても不思議ではありません。
ちなみに、元ロッキード社の上級研究員であり、自身もUFOのリバースエンジニアリングに携わったと証言しているボイド・ブッシュマンは、「宇宙人はアメリカ政府のUFO開発に協力している」と告白しています。
↓ボイド・ブッシュマンの告白動画
*出典:@ringlerum
まとめ
この記事では、映画「メン・イン・ブラック」についてご紹介しました。
コメディ作品であるため気軽に視聴できますが、MJ12がモデルになっている点や、宇宙人が地球で暮らしているという設定は要注目。
「もしかすると実際に起こっていることかもしれない」という視点で視聴すれば、より一層楽しめるのではないでしょうか。
なお、他の宇宙人・UFO関連のおすすめ映画については、下の記事でまとめてご紹介しています。
宇宙人・UFO関連のおすすめ映画一覧!あらすじやキャスト、見どころを紹介
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