宇宙人が登場する映画のほとんどは、「エイリアン」のように殺戮を繰り返す生命体の恐怖や、「インディペンデンス・デイ」のように圧倒的な軍事力で地球に侵略してくるという内容です。
一方、「第9地区」は人類によって虐げられる宇宙人を描いた異色の作品。
この記事では、そんな映画「第9地区」のあらすじと見どころをご紹介します。
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宇宙人・UFOのおすすめ映画「第9地区」の概要
「第9地区」は、2009年8月に公開されたSF映画です。(日本では2010年4月10日公開)
第82回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、編集賞、視覚効果賞の4部門にノミネートされた名作。
ドキュメンタリータッチで描かれているので、SF映画としてはやや地味な印象をうけますが・・・
未だに根強く残る人種差別を、人類と宇宙人の問題に置き換えて制作された、とても考えさせられる映画です。
映画「第9地区」の監督・脚本・キャスト
監督 | ニール・ブロムカンプ |
脚本 | テリー・タッチェル |
出演 | シャールト・コプリー(ヴィカス・ファン・デ・メルヴェ役) |
デヴィッド・ジェームズ(クーバス大佐役) | |
ジェイソン・コープ(クリストファー・ジョンソン役) | |
タニア・ファン・デ・メルヴェ(ヴァネッサ・ハイウッド役) | |
ジョン・ヴァン・スクール(ニコラス・ファン・デ・メルヴェ役) | |
マリアン・フーマン(サンドラ・ファン・デ・メルヴェ役) |
映画「第9地区」監督はニール・ブロムカンプ。
代表作には「エリジウム」や「グランツーリスモ」があります。
その他、大作の続編に携わるチャンスを2度得ていますが、どちらも実現しなかった人物でもあります。
その一つは「エイリアン5」。
ニール・ブロムカンプは2015年に「エイリアン5」の脚本を担当すると発表されましたが、2017年にこの企画は白紙に戻りました。
*ブロムカンプ版「エイリアン5」は、「エイリアン3」と「エイリアン4」をなかったことにして、「エイリアン2」から続く物語になる予定だったようです。
二つ目は「ロボコップ」の続編。
2018年、「ロボコップ2」、「ロボコップ3」、リメイク版「ロボコップ」を全て無視した1作目の正統な続編の監督に決まりました。
しかし2019年には、ニール・ブロムカンプ本人が「他のホラー・スリラー映画の監督に専念するため監督を降板する」と発表しています。
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映画「第9地区」のあらすじ
映画「第9地区」の舞台は1982年の南アフリカ共和国ヨハネスブルク。
ある日、ヨハネスブルク上空に突如として巨大なUFOが出現します。
UFOは上空で静止したまま。
業を煮やした人類は、UFOの内部調査を実施します。
すると、船内には支配層と思われる宇宙人の死体と、その奴隷と思われる大勢の宇宙人(通称、エビ)がいました。
この宇宙人を救うべく、人類は宇宙人を地上に降ろし、「第9地区」に隔離します。
こうして難民として地上で暮らし始めた宇宙人エビですが、文化や外見の違いから近隣住民との折り合いが悪く、度々問題を起こしてしまいます。
そのため、ヨハネスブルクでは宇宙人への反発や差別が次第に強まっていきました。
事態を重くみた南アフリカ当局は、新たに隔離区域を用意し、そこに宇宙人エビを移住させることに。
主人公のヴィカスは、このミッションの責任者として第9地区に派遣されます。
宇宙人エビの住居を一軒一軒まわって移住の同意を得ていくヴィカス。
移住への反対勢力を抑えながら何とかミッションをこなしていくヴィカス。
しかし、宇宙人エビの一員であるクリストファー・ジョンソンの住居を訪問した際に、謎の液体を浴びてしまいます。
この直後から体調不良となるヴィカス。
それに気付いた当局は、ヴィカスを拘束して生体実験の被検者にします。
身の危険を感じたヴィカスは当局の施設から脱走。
第9地区に逃げ込むヴィカスでしたが、徐々に身体が変異していくのでした。
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映画「第9地区」の見どころ
映画「第9地区」の見どころは、人類が宇宙人エビに対して行う差別。
文化・風習が異なる存在に対して差別を行うという構図は、現実世界における人種差別とまったく同じです。
つまり、「第9地区」はSF映画でありながら、観る者に人種差別の問題を訴えているわけです。
と同時に、宇宙人エビへ変異し始めた主人公が徐々に逞しくなっていくという、成長の物語でもあります。
巨大UFOの目撃事件
映画「第9地区」に登場するUFOは、大勢の宇宙人エビを収容していただけあってとても巨大。
現実世界でそんな巨大UFOが出現すれば、世界中が大混乱になることは間違いありません。
もっとも、巨大UFOの目撃事例はいくつもあり、映画「第9地区」のような事態になるのは時間の問題だと指摘する識者も。
ここでは、そんな巨大UFOの目撃事例をご紹介します。
偵察機が捉えた巨大UFO

上の動画は、2025年にUFO研究家兼映画監督のジェレミー・コーベルが公開したものです。
情報提供者の指名は明かされていませんが、米軍関係者だと思われます。
この動画が撮影されたのは2020年11月23日のこと。
アフガニスタンとパキスタンの国境付近を偵察していた米軍機がサーモカメラで捉えたと言われています。
動画は3部構成になっており、第一部がオリジナル映像、第二部は映っているUFOを拡大し鮮明にしたもの、そして第三部は米軍が分析のために加工したデータです。
ご覧の通り、雲の切れ間から円形のUFOが飛行している様子がはっきりと分かります。
このUFOのサイズは推定200〜400m。
サーモカメラで撮影したにもかかわらずジェット噴射の熱が映っていないので、従来の推進装置とはまったく違う技術が使われていることが分かります。
となれば、宇宙人の機体だと考える方が妥当ではないでしょうか。
フェニックスの光事件で目撃された巨大UFO
フェニックスの光事件(英語表記ではPhoenix Lightsや、the Lights over Phoenix)とは、1997年3月13日に起こった史上最大規模のUFO目撃事件です。
アメリカのアリゾナ州フェニックスで、大勢の人が夜空に発光体があるのを目撃。
その光は米国山岳部標準時の18:55頃に1つずつ現れはじめ、やがて7つになるとV字型に並んで移動していました。
この光を偶然目撃した俳優のカート・ラッセルによると、「サッカー場3つ分ほどの大きさだった」とのこと。
証言通りのサイズなら300mほどになります。
実際、160kmも離れた地点からも光が見えたということなので、かなり大きかったのは間違いないでしょう。
そして2023年。
アメリカのニュース番組が未解決事件としてフェニックスの光事件を報道。
その際、ホームビデオで撮影された動画を流しました。

*出典:@Fox10Phoenix
動画で光がブーメランに並んでいないのは、撮影地点が光の真下ではなかったため。
それでも、規則性をもって並んでいることから、何らかの航空機から発せられた光だと分かります。
後日米軍が発表したところによると、「目撃された光は複数のA10から投下された照明弾だった」とのこと。
事件直後には「その時間帯、その場所で飛行していた軍用機はなかった」と説明していたのに、あっさりと真逆の発表をしています。
そもそも、照明弾には推進装置がついていませんから、V字型にならんで長時間飛行することは不可能なはず。
普通に考えれば、照明弾という米軍の発表には無理があります。
三角形の巨大UFO
1983年、アメリカのニューヨーク州で警官をしているソラビラは、横幅90mほどの巨大な三角形の飛行物体を目撃しました。
地元住民も同じものを目撃しており、警察署の電話は通報で鳴りやまなかったとのこと。
ただし、付近の空軍基地のレーダーには何も映っておらず、レーダーに探知されない技術をもった機体だったと思われます。
そんな奇妙な事件から数か月後、再びNYに三角形の飛行物体が出現しました。
この時、多くのドライバーが車をハイウェイの側道にとめて、その機体が飛行するのを見ていたそうです。
実のところ、アメリカでは三角形の機体が度々目撃されています。
サイズは大小様々ですが、無音または僅かな低音で飛行するのが特徴。
また、普通の航空機なら墜落してしまうほどの低速でも飛行できます。
この三角形の機体については、米軍が極秘に開発した「TR-3Bアストラ」という説もありますが・・・
米軍がそんな高度な機体を20世紀中に開発していたのなら、21世紀になってもなお、従来のジェットエンジン型航空機を発注し続けているという事実と辻褄があいません。
米軍が小型で三角形の新型機を開発中である可能性は捨てきれませんが、これまでに目撃されてきたような巨大な機体については、やはり宇宙人のUFOだったのではないでしょうか。
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まとめ
この記事では、映画「第9地区」についてご紹介しました。
「第9地区」はSF映画でありながら、差別をテーマにした作品。
宇宙人エビを差別されている人種にたとえて視聴することで、単なる娯楽作品とは違ったとても重みのある映画となります。
また、作中に登場する巨大UFOにも注目。
作中では円盤型ですが、現実世界では三角形の巨大なUFOが何度も目撃されており、いつの日か「第9地区」と同じようなことが起こるかもしれません。
映画「第9地区」には、そうした未来予想図的な側面もあるので、これを機に視聴してみてはいかがでしょうか。
なお、その他の宇宙人・UFO関連のおすすめ映画は、下の記事でまとめてご紹介しています。
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