「アバター」は世界中で大ヒットした映画です。
2024年の時点では続編が公開済み。
今後5作目まで製作される予定で、非常に楽しみなシリーズといえます。
そこでこの記事では、映画「アバター」シリーズのあらすじと見どころをご紹介。
また、映画「アバター」をもとに、人類が宇宙進出する上での問題をご説明します。
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宇宙人・UFOのおすすめ映画「アバター」の概要
「アバター」は2009年公開のアメリカの叙事詩的SF映画です。
公開直後から話題となり、それまで興行収入世界歴代1位だった「タイタニック」(1997年)をあっさりと抜き去りました。
その後、いったんは「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年))に抜かれましたが、2021年に中国で再公開されたことにより、歴代1位に返り咲いています。
また、映画「アバター」は、アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む9部門にノミネートされ、美術賞、撮影賞、視覚効果賞の3部門を受賞。
こうした成功もあって、20世紀フォックスは4本の続編製作を決定。
2022年12月16日にシリーズ2作目となる「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」が公開されました。
3作目となる「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」は当初2024年公開予定でしたが、スケジュールの遅れにより2025年12月に変更。
ジェイク・サリー役のサム・ワーシントンが、インタビューに「2024年2月から撮影を再開」と答えています。
なお、アバター4は2029年、アバター5は2031年に公開予定です。
映画「アバター」の監督・脚本・キャスト
監督 | ジェームズ・キャメロン |
脚本 | ジェームズ・キャメロン |
出演 | サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役) |
ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役) | |
スティーヴン・ラング(マイルズ・クオリッチ役) | |
シガニー・ウィーバー(グレイス・オーガスティン役) |
ジェームズ・キャメロンが監督を務めた宇宙人・UFO関連の作品には、「エイリアン2」 があります。
また、主演のサム・ワーシントンは、「ターミネーター4」や「タイタンの戦い」など、アクション映画俳優として定評があります。
続編「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の監督・脚本・キャスト
監督 | ジェームズ・キャメロン |
脚本 | ジェームズ・キャメロンリック・ジャッファアマンダ・シルヴァー |
出演 | サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役) |
ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役) | |
スティーヴン・ラング(マイルズ・クオリッチ役) | |
シガニー・ウィーバー(キリ役) | |
ジェイミー・フラッターズ(ネテヤム役) | |
ブリテン・ダルトン(ロアク役) | |
トリニティ・ジョリー・ブリス(タクティレイ役) | |
ジャック・チャンピオン(スパイダー役) |
監督は前作と同じジェームズ・キャメロン、主演も引き続きサム・ワーシントンが務めています。
ただし、本作からは主人公ジェイクの子供達が主要人物として登場。
3作目以降でも主要人物として出演する可能性が高いです。
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映画「アバター」のあらすじ
地球でエネルギー問題を抱える人類は宇宙に進出。
アルファ・ケンタウリ系惑星ポリフェマス最大の衛星パンドラでの希少鉱物アンオブタニウム採掘を計画します。
しかし、パンドラにはナヴィという先住民族が住んでいました。
人類側はパンドラでの資源採掘に向けてナヴィ側と交渉を開始。
しかし、ナヴィ側は人類側が提示した条件を拒否します。
これにより資源採掘が暗唱に乗り上げた人類側は、地球人とナヴィのDNAを掛け合わせた人造生命体アバターを作り、ナヴィとの接触を図る「アバター計画」をスタートさせます。
西暦2154年、6年の冷凍睡眠を経てパンドラに辿り着いたジェイクは、アバター計画の責任者グレイス・オガースティン博士の下で、アバターの操作員に就任。
パンドラでの活動を開始します。
そんなある日、アバターを使ってのフィールドワークを行っていたジェイクは仲間とはぐれてしまいます。
窮地に陥るジェイク。
しかし、ナヴィの娘ネイティリに助けられます。
これをきっかけに、ジェイクはネイティリと交流するようになり、徐々にパンドラの素晴らしさを学んでいきます。
一方、「アバター計画」の進捗の遅さに業を煮やしたクオリッチ大佐は、強硬手段に打って出ることに。
ナヴィの村を襲撃し、パンドラの自然を破壊していきます。
その所業を見て心を痛めるジェイク。
人類とナヴィとの橋渡し役を担うことで争いを止めようとしますが・・・
続編「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のあらすじ
前作のラストでナヴィとしての人生を選択したジェイク。
ネイティリとの間に子をもうけ、パンドラで幸せに暮らしていました。
そんなある日、人類が再びパンドラに来訪。
パンドラでの資源採掘を諦めていなかった人類は作戦基地を建設し、強引に開発を推し進めます。
これに対し、ナヴィはジェイクをリーダーとして抵抗運動を開始。
人類の補給路を絶つなど、一定の戦果をあげるのですが、クオリッチ大佐がアバターとなって目を覚ましたことで状況が一変。
身の危険を感じたジェイク一家は、暮らしていた森から逃れ、海の部族のもとへ身を寄せることになります。
新しい環境に戸惑いながらも、海の部族と少しずつ交流を深めていくジェイク一家。
しかし、追われる身であるジェイク一家に安住の地はなく、クオリッチ大佐の部隊が徐々に迫ってきます。
果たしてジェイクはクオリッチ大佐の手から家族を守りきれるのか?
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」は前作に続き自然の大切さを描きつつ、家族愛もテーマに加えた作品となっています。
なお、シリーズ3作目となる「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」とそれ以降の続編のあらすじについては、2024年11月時点で何も分かっていません。
ただし、引き続きサム・ワーシントンの出演が決まっており、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の終わり方から考えると、やはりジェイク一家と人類の争いが描かれると思われます。
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映画「アバター」シリーズの見どころ
映画「アバター」シリーズの見どころは、パンドラの自然を表現したその映像美にあります。
1作目では森、2作目では海。
どちらもCGをふんだんに使い、圧倒的な映像美を生み出しています。
ここまで映像が美しい映画は他にありません。
PCやスマホではなく、画質の良いテレビで視聴することをおすすめします。
なお、映画「アバター」シリーズは、ゲオの宅配レンタルDVD・ブルーレイで視聴できます。
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人類が使う兵器は割と平凡
「アバター」シリーズはSF映画ですから、高機能な宇宙船や兵器による派手な戦闘シーンを期待する人もいることでしょう。
しかしながら、それを期待して視聴することはおすすめしません。
人類側が兵器を使うのですが、遠い地球からやってくるほどの科学力がある割には、兵器は意外と平凡。
「もう少し進化した兵器を使っていないとおかしいのでは?」と感じる場面も多々あります。
映画「アバター」はあくまでも自然と共存するナヴィの様子を楽しむもの。
「スターウォーズ」のような派手な高機能兵器同士の戦闘シーンはないと考えておきましょう。
映画「アバター」シリーズで考えさせられること
映画「アバター」において、人類は侵略する側。
ナヴィよりも進んだ文明を持っています。
科学力で劣る人類が宇宙人と戦うSF映画が多いなか、「アバター」は異色の作品といえます。
ここで考えさせられるのが、現実世界において同じ状況になった時、はたして人類は先住の生命体(宇宙人)と上手く共存できるのか?ということ。
映画「アバター」のように人類側が先住の宇宙人よりも進んだ科学力を持っていた場合、圧倒的な武力を生かして強引に計画を進めようとするのではないでしょうか?
実際、人類は火星への移住を計画していますが、仮に火星に微生物が生息していた場合、彼らの生態系を破壊することになります。
知的生命体が相手だったとしても、交渉が決裂したからといって、せっかくみつけたその星を諦めることはしないでしょう。
それは紛れもなく侵略です。
とはいえ、地球にも寿命はあるわけで、種の保存を考えると移住先を確保しなければなりません。
映画「アバター」は、このいずれ直面するであろう問題を提議している作品でもあるのです。
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実際の宇宙進出計画はどこまで進んでいる?
2024年時点で進行中の主な宇宙進出計画は次の通りです。
- 月への有人飛行と月面基地の建設
- 火星への有人飛行
- 無人機による木星の衛星エウロパの探索
これらを達成すべく、スペースXなどの新型宇宙船の開発が進められている最中です。
もっとも、有人で太陽系外へ行くとなれば、大型の宇宙船が必要。
地上から打ち上げるのは困難ですから、まずは月に基地を建設し、そこで大型宇宙船を建造することになるでしょう。
その月に関しても、表面は隕石の落下が懸念されるので、基地は地下に作ることになるはずであり、これまた一苦労です。
また、太陽系外への長距離移動に関しては、ワームホール(離れた二点間を一瞬にして移動できるトンネルのようなもの)を発見して利用できるようになってからだと考えます。
というのも、宇宙空間を有人で長時間かけて移動するには、バッテリーの問題があるから。
映画「アバター」では冷凍催眠によって有人の長距離移動を行っている設定ですが、この方法だとバッテリーがもちません。
したがって、有人での太陽系外への長距離移動は、一瞬にして目的地まで移動できるワームホール技術が必要不可欠なのです。
2024年時点、ワームホールは理論的には存在していると考えられていますが、まだ発見されていはいませんから、人類の宇宙進出はまだ始まったばかりといえます。
まとめ
この記事では、映画「アバター」シリーズについてご紹介しました。
映画「アバター」は人類が宇宙人の星に侵略するという点において異色の作品。
それは将来起こる出来事を予言しているかのようです。
また、映像美が素晴らしいという点で秀逸です。
とても興味深い作品なので、ぜひ視聴してみてください。
なお、他の宇宙人・UFO関連のおすすめ映画については、下の記事でまとめてご紹介しています。
宇宙人・UFO関連のおすすめ映画一覧!あらすじやキャスト、見どころを紹介
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