宇宙人・UFOのおすすめ映画①「未知との遭遇」。あらすじと元になった事件を紹介

宇宙人・UFOのおすすめ映画①「未知との遭遇」。あらすじと元になった事件を紹介 宇宙人・UFOの映画

宇宙人やUFOが登場する映画は何本も製作されていますが、不朽の名作として語り継がれているのが「未知との遭遇」です。

1977年公開の映画ではありますが、今視聴しても「名作だ」と感じるはず。

また、この映画は「実際に起きた事件が元になった」との噂もあります。

そこでこの記事では、あらすじと噂になった事件をご紹介します。

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宇宙人・UFOのおすすめ映画「未知との遭遇」の概要

「未知との遭遇」は1977年に公開されたSF映画です。

アカデミー賞を撮影賞、特別業績賞(音響効果編集)の2部門で受賞。

宇宙人・UFOが登場する映画の名作として、現在まで語り継がれています。

この映画の特徴は、宇宙人を人類の敵としてではなく、有効的で神秘的な存在として描いているところ。

故に、惑星間の戦争は描かれず、人類と宇宙人とのコンタクトがテーマとなっています。

また、過去に起きた事件に宇宙人が関与した設定になっており、彼らの地球への来訪は昔から続いていることが示唆されています。

こうした設定は、監督・脚本をつとめたスピルバーグの綿密な調査のたまもの。

その証拠に、実際に起きた事件が元になっているとの噂が絶えず、それを裏付けるかのような証言まであるのです。

なお、オリジナル版の他に、UFO船内の映像を追加した『特別編』(1980年公開)と、再編集や修正が施された『ファイナル・カット版』(2002年公開)が存在。

画質の高いテレビで『ファイナル・カット版』を視聴すると、ラストに登場する巨大UFOがとても美しく感じられます。

監督・脚本・キャスト

監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 スティーヴン・スピルバーグ
出演 リチャード・ドレイファス(ロイ・ニアリー役)
ケイリー・ガフィー(バリー・ガイラー役)
ボブ・バラバン(デイヴィッド・ラフリン役)
フランソワ・トリュフォー(クロード・ラコーム役)

映画「未知との遭遇」で監督・脚本を務めたのは、かの有名なスティーヴン・スピルバーグ

スピルバーグが携わった宇宙人・UFO関連の映画には、「E.T.」や「メン・イン・ブラック」、「グレムリン」、「トランスフォーマー」などがあります。

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映画「未知との遭遇」のあらすじ

エアーズロック

フランスの科学者クロード・ラコームと米国人通訳で地図製作者のデイヴィッド・ラフリン達の研究者チームは、米国南西部のソノラ砂漠でアメリカ海軍の雷撃機5機を発見します。

調べてみると、それらは1945年12月5日にバミューダトライアングル上空で行方不明になったグラマンTBMアベンジャーだと判明。

機体が完璧な状態を保っていることを不思議に思う研究者チームに対して、地元住民が「夜に太陽が顔を出し、自分に向かって歌を歌った」と、謎の言葉を伝えます。

同じころ、インディアナポリス近郊では、民間旅客機とUFOがニアミスするという事件が発生。

さらに、インディアナ州マンシー郊外の民家では、3歳の子供バリー・ガイラーの目の前で、おもちゃが勝手に動くという奇妙な現象がおきます。

その直後、辺り一帯は大停電に。

この時、技師のロイ・ニアリーはUFOを目撃。

この一件ですっかりUFOに魅了されたニアリーは、独自に調べはじめます。

また、国連の専門家グループと共にUFO事件の調査を行っていたラコームとラフリンは、「UFOが独特の音、即ち五音音階の5音の音楽を発している」という情報を入手。

果たして、この音の意味は何なのか?

そもそも宇宙人達の目的とは?

各自がそれぞれの立場で調査を続けた結果、ラストは巨大な岩の前に信じられないような光景が広がるのです。

映画「未知との遭遇」の見どころ

序盤の見どころは、過去に失踪したアメリカ海軍の雷撃機や第一次大戦中の貨物船コトパクシ号が登場するところ。

いずれも実際に起きた失踪事件であり、その原因は未だに解明されていません。

こうした実際の事件をストーリーに絡めているところが、本映画の面白いところ。

「実際の事件にも宇宙人が関係しているのかも?!」と思わずにはいられないのです。

もう一つの見どころは終盤にやってきます。

オーストラリアのエアーズロック周辺で撮影された巨大UFO登場のシーンは圧巻。

1977年の映画とは思えないほど美しく、リアリティすら感じられます。

さらに、宇宙人がその姿を現すシーンはとても神秘的。

宇宙人マニアであれば、「自分もこんな体験をしてみたい!」と思うはずです。

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映画「未知との遭遇」の裏話!

映画の内容もさることながら、「未知との遭遇」で興味深いのは、様々な裏話があること。

これらを知った上で映画を視聴すると、より一層楽しめます。

未知との遭遇は実話だった?!元になった事件とは

映画「未知との遭遇」における最大のミステリーは、宇宙人との遭遇が実際にあったと噂されていることです。

スティーヴン・スピルバーグはその遭遇を録画したフィルムを見て、そこから「未知との遭遇」のストーリーを思い付いたというのが、この噂の内容。

これについては、同じく映画監督であるロバート・エメネガーが証言しています。

1972年、エメネガーは「ニクソン再選のためのビデオを作ってくれ」と、大統領首席補佐官のH・R・ハルデマンから依頼されました。

ビデオではニクソンが極秘に進めてきた科学的プロジェクトを紹介することになっていたため、エメネガーはアメリカ軍の施設を視察。

するとその過程で、「ニクソンのPRビデオとは別に、UFOに関するドキュメンタリーも作ってほしい」と頼まれました。

ドキュメンタリー製作の資料となるのは1本のフィルム。

それは1969年に撮影されたもので、「ホロマン空軍基地にUFOが着陸する様子をおさめたフィルムだ」とのこと。

「本物のUFO映像が見れる」と喜んだエメネガーは、早速製作の準備に取り掛かりましたが・・・

UFOのフィルムを借り受ける直前で、国防総省のコールマン大佐から「承認が撤回されたのでフィルムは渡せない」と言われたそうです。

結局エメネガーはフィルムを見ることができないままUFOビデオを作成。

これは「UFO 過去・現在・未来」というタイトルで、同名の書籍も刊行されています。

さて、エメネガーが借りるはずだったUFOフィルムですが、それを保管している施設関係者の話によると、「着陸したUFOの他、そこから出てくる宇宙人が映っている」とのこと。

そしてその様子は、映画「未知との遭遇」の終盤の描写にそっくりだというのです。

これが、「未知との遭遇は実際の事件を元にして作られた」と噂される理由。

エメネガーが借りるはずだったフィルムを、何らかの方法でスピルバーグが視聴し、映画の題材にしたのではないでしょうか。

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元アメリカ空軍のUFO研究顧問が製作に参加

映画「未知との遭遇」でスーパーバイザーを務めたのは、天文学者のJ・アレン・ハイネック。

彼は1950年代から1960年代にかけてアメリカ空軍が運営していたUFO研究組織プロジェクト・ブルーブックの科学顧問だった人物です。

当初、ハイネックは宇宙人・UFOの存在に否定的な立場でした。

しかし、プロジェクト・ブルーブックで調査を続けるうちに肯定的な考えを持つようになりました。

プロジェクト・ブルーブックでは様々なUFO事件を調査したはず。

その上で宇宙人・UFOの存在を信じるようになったのですから、ハイネックにはそれなりの根拠があったのでしょう。

また、もしかすると、ハイネックが手引きしたことにより、スピルバーグは前述したホロマン空軍基地におけるUFOフィルムを視聴できたのかもしれません。

なお、プロジェクト・ブルーブックとJ・アレン・ハイネックについては、ドラマ「プロジェクト・ブルーブック」で映像化されています。

*プロジェクト・ブルーブックはゲオレンタルブルーレイ・DVDで視聴できます。

宇宙人による連れ去り事件が描かれている

1961年、バーニー・ヒルとベティ・ヒルの夫妻は、国道を走行中にUFOを目撃。

そこからさらに走ったところにある脇道で、宇宙人達によって誘拐されました。

二年後、ヒル夫妻は公的にこの事件を発表。

ヒル夫妻を誹謗中傷する者がいた一方で、同じような誘拐体験をもつ人々からの告白が相次ぎました。

これらの告白は全米で話題になったため、スピルバーグもこの話を知っていたはず。

実際、映画「未知との遭遇」では、宇宙人によって子供が連れ去られるシーンがあります。

また、終盤には、過去に失踪したアメリカ海軍の雷撃機のパイロットや、第一次大戦中の貨物船コトパクシ号の乗組員、動物などが、UFOから出てくるシーンも。

これによりスピルバーグは、「過去の不可解な失踪事件は宇宙人によるものだ」という仮説を披露しているわけです。

なお、宇宙人による誘拐事件については、ドキュメンタリー番組「古代の宇宙人」(第35話)で詳しく紹介されています。

*「古代の宇宙人」はHuluで視聴できます。

劇中に登場するエアーズロックには空から落ちてきた

エアーズロック2

映画「未知との遭遇」の終盤のシーンは、オーストラリアにあるエアーズロック付近で撮影されました。

劇中では「デビルズタワー」として登場するこの巨大な岩石は、地元の人々が崇めている場所でもあります。

オーストラリア先住民によると、エアーズロックは、「大昔にプレアデス星団から飛んできてこの地に落ちた」とのこと。

この話の真偽はさておき、宇宙から降ってきたという点はとても気になります。

というのも、伝説や神話に登場する神々は、そのほとんどが宇宙から来ているから。

しかも生身の肉体を持つ生命体だったかのように表現されており、古代の人々が宇宙人を神だと誤解した可能性があるのです。

そんな神々と同じく、エアーズロックも宇宙からやってきたとなれば、何らかの関連があると思わずにはいられません。

おそらく、古代ではエアーズロック付近で度々UFOが目撃されており、そこから転じて岩が宇宙から降ってきたという話になったのではないでしょうか。

まとめ

この記事では、映画「未知との遭遇」についてご紹介しました。

この映画のスーパーバイザーは、UFO調査プロジェクト・ブルーブックで科学顧問を務めたJ・アレン・ハイネックです。

また、ホロマン空軍基地にUFOが着陸した時の様子をおさめたフィルムが存在しているという証言があり、スピルバーグはそれをみた可能性があります。

つまり、「未知との遭遇」は単なるSF映画ではなく、記録映画の側面を持っているということ。

この視点でぜひ「未知との遭遇」を視聴してみてください。

なお、他の宇宙人・UFO関連のおすすめ映画については、下の記事でまとめてご紹介しています。

宇宙人・UFO関連のおすすめ映画一覧!あらすじやキャスト、見どころを紹介

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