「ロサンゼルスの戦い」を写真付きで解説!UFOによるアメリカ本土空襲は事実?

ロサンゼルスの戦い UFO画像・写真

かつて、アメリカ本土にUFOが襲来したというニュースが、写真付きで報じられたことがあります。

場所は西海岸のロサンゼルス。

俗に「ロサンゼルスの戦い」とよばれるこの事件では、アメリカ軍が対空砲を使って応戦しました。

この記事では、そんなロサンゼルスの戦いと、ニュースにでたUFOの写真についてご紹介します。

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UFOがアメリカ本土を空襲?ロサンゼルスの戦いとは

ロサンゼルスの戦い2

上の写真に写っているのが、ロサンゼルスの戦いで撮られたUFOです。

サーチライトで照らされたUFOが対空砲で迎撃されています

後にアメリカ軍から「飛行物体からの攻撃はなかった」と発表されましたが・・・

この時は「日本軍が攻めてきた!」と大慌てだったようです。

というのも、このロサンゼルスの戦いが起きたのは、第二次世界大戦中の1942年2月25日だったから。

CBSという地元のラジオ局も、番組の予定を変更して砲撃の様子を伝えていました

アメリカ軍がUFOを迎撃

1942年2月25日午前2時過ぎ、アメリカ軍のレーダーが、ロサンゼルス西方120マイルの地点で飛行物体を捉えました。

数時間前には、日本海軍の艦艇による砲撃を受けて、カリフォルニア沿岸で警戒態勢が敷かれたばかり。

「まさか本土にまで?!」と思いながらも、日本軍による空襲だと勘違いしてもおかしくはない状況でした。

アメリカ軍のレーダーがUFOをとらえてから約20分後、ロサンゼルス南部のロングビーチで、地元の住民が謎の飛行物体を目撃。

その数分後には、「ロサンゼルス上空12,000フィートに約25機の飛行物がいる」と軍司令部に入電。

さらに3時6分には、赤い光を放つ飛行物体がサンタモニカ上空で目撃されました。

これらを受けてアメリカ軍は対空砲による迎撃を開始。

この迎撃は4時14分まで1時間ほど続きましたから、なかなか撃ち落とせない何かが飛んでいたのは間違いありません。

ちなみに、この戦闘によるアメリカ軍の被害はなかったものの、流れ弾による建物や自動車への被害は多数。

さらに、大勢のケガ人がでただけでなく、民間人が事故で3名、心臓発作で2名が亡くなりました。(死者数は合計6名という報道もある)

ロサンゼルスの戦いに関する証言

当時13歳だったロバート・メッツは、ロサンゼルスの戦いのことをふりかえって次のように証言しています。

  • 対空砲による砲撃の音で目が覚めた
  • 対空砲監視員だった父親はすでに起きていた
  • 兄と二人で窓から外をみると、サーチライトが空を照らしていた

この証言から、上空を何かが飛行しており、それに対して対空砲で激しい攻撃が行われたことが分かります。

事実、ヘンリー・スティムソン陸軍長官は、「対空砲で狙ったのは間違いなく飛行物体だった」と語っています。

また、ロサンゼルスのハモサビーチに住んでいたスコット・リトルトン(当時9歳)は、より詳しく当時の様子を語っています。

  • サーチライトは上空の細長い楕円形の飛行物体を照らしていた
  • 飛行物体が飛び去った後を4~5機のアメリカ軍戦闘機が追っていった
  • 落下した弾の破片で大勢がケガをした

戦闘機が追っていったということなので、ただの気球や見間違いじゃないことは明らかです。

そもそも、ロサンゼルスの戦いでUFOを目撃した人は推定で100万人と言われており、史上最多の目撃者がいるUFO事件。

あまりにも目撃者が多く衝撃的な出来事だったため、カリフォルニア州のサンペドロでは、現在でも毎年事件を回顧する集会が開かれています。

なお、ロサンゼルスの戦いについては、ドキュメンタリー番組「古代の宇宙人」(第5話)で詳しく紹介されています。

*「古代の宇宙人」はHuluで」視聴できます。

ロサンゼルスの戦いに対するアメリカ軍の見解

ロサンゼルスの戦いについて、アメリカ軍は「敵の手により民間機15機が飛ばされて、防空体制の確認か市民への威嚇を行ったのだろう」と発表。

しかし、後にこの発言は取り消され、にもかかわらず「じゃあ何だったのか?」という質問への回答は無し。

結局、うやむやになってしまいました。

ただし、うやむやなのは表向きの話。

フランクリン・ルーズベルト大統領には、より具体的な報告書が届けられました。

それが下の画像です。

ロサンゼルスの戦い3

これは、1942年2月26日付のジョージ・マーシャル陸軍参謀総長による大統領宛の極秘報告書。

要約すると、次のようなことが書かれています・

  • 目撃された航空機は合衆国陸軍または海軍のものではない
  • その航空機はおそらくロサンゼルス上空を飛行した
  • 複数のアメリカ軍部隊が攻撃した
  • 確認した未確認航空機は15機に及ぶ
  • 速度は非常に遅かったり時速200マイル(約322Km/h)になったりした
  • 高度は9,000~18,000フィート(約2,743m~5,486m)だった
  • 未確認飛行からの爆撃はなかった
  • アメリカ軍の戦闘犠牲者はなし。
  • これらの未確認航空機は1機も撃墜されなかった
  • 当時活動中のアメリカの陸・海軍航空機はなかった

この報告書には、15機の飛行物体が確認され1機も迎撃できなかったと書かれています。

仮に日本軍やドイツ軍の戦闘機(又は爆撃機)なら、1時間の間に数機は撃ち落とせているはず。

気球だったなら15機すべて撃ち落とせるのが当たり前。

よって、アメリカ軍とルーズベルト大統領は、これがUFOである可能性を理解していたに違いありません。

その上で民間人には詳細を伏せたのですから、「UFOの存在を知られたくない」というアメリカ政府の意向があったのでしょう。

なお、報告書には対空砲1,400発と記載されています。(Wikipediaにも同様の記載)

しかし、これはタイプライターの打ち間違いである可能性が高く、実際には14,000発だったと言われています。

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ロサンゼルスの戦いのUFO写真は偽物?

詳細の発表を控えたアメリカ政府とは対照的に、メディアはこぞってロサンゼルスの戦いを報じました。

なかでも有名なのが、ロサンゼルスの戦いの翌朝にロサンゼルス・タイムズ紙が公開したUFOの写真です。

ロサンゼルスの戦いの写真

サーチライトで照らされたUFOらしき飛行物体がはっきりと写っています。

ただし、このUFO写真には、発表当初から疑問の声が上がっていました。

その最大の理由は、暗闇と光が当たっている部分の境目がはっきりし過ぎていること。

飛行中の物体をとらえたのなら、境目はもっとブレているはずなのです。

この疑義に関して決着がついたのは2011年2月のこと。

ロサンゼルス・タイムズ紙が自社の写真アーカイブの中からUFO写真の原板を発見。

詳しく調べてみたところ、写真は修正液を使ってレタッチされていたことが分かったのです。

おそらく、よりセンセーショナルな写真にするために、UFOが目立つように修正したのでしょう。

ちなみに、Gustavo Galindo Fajardo氏のYouTubeチャンネルに、ロサンゼルスの戦いを報じた当時のニュース映像がアップされています。

なお、ロサンゼルスの戦い以外にも、宇宙人やUFOをとらえた写真はあります。

それらは下の記事でまとめて紹介しています。

宇宙人・UFOの写真や画像をまとめて公開!NASAが火星や月で撮影した遺跡も

ロサンゼルスの沖合はUFOの目撃事例が非常に多い

カリフォルニア州ロサンゼルスの南西沖には、サンタカタリナ島(セントカタリナ島ともいう)があります。

実のところ、この島一帯はUFO多発地帯。

ロサンゼルスの戦い以降も、度々UFO目撃事件が起きているのです。

その一例をご紹介します。

1966年 アメリカ軍所属のプロカメラマンが海中から現れたUFOが撮影
1968年 弁護士のポール・アリオーネがカタリナ島上空で編隊を組んで飛行する光を目撃
1977年 近くのマーチ空軍基地にUFOを目撃したという通報が相次いだ
1980年 サンタカタリナ島上空を飛行していた民間機がUFOに遭遇
2006年 デヴィット・ルッソ元弁護士が海面に向かって急降下するUFOを目撃

上記のなかで特に有名なのが、1980年の民間機とUFOの遭遇事件です。

その日、民間機パイロットのノア・フェリースは従兄弟と飛行中にUFOに遭遇。

よく見ようと近づいたところ、UFOから発せられた光によって機体は制御不能に。

その結果墜落し、フェリースの従兄弟が亡くなってしまいました。

また、カリフォルニア州沖はアメリカ海軍の演習場所。

演習中に兵士達が度々UFOを目撃しているのです。

下の動画はその一例です。

Instagram

*出典:@jeremycorbell

この動画では、海上を飛行していたUFOがいきなり潜航。

普通なら海面に接触した衝撃で大破しますが、付近で残骸は見つかっていません。

そもそも、潜航できる航空機は開発されていないはずであり、明らかに高度な技術で作られたUFOです。

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ロサンゼルスの戦いを題材にしたドラマがある

ロサンゼルスの戦いは、ドラマ「プロジェクト・ブルーブック」の第10話で取り上げられています。

このドラマの舞台は1940年代のアメリカ。

かつて存在した同名のUFO調査プログラムをもとに制作されています。

監修しているのは、科学顧問として実際にプロジェクト・ブルーブックでUFO調査を行ったJ・アレン・ハイネック教授。

ドラマの内容は、教授と空軍のパイロットがバディを組んで、宇宙人やUFO絡みの事件を調査していくというものです。

ドラマ「Xファイル」に似た感じですが、こちらは実在したUFO調査プロジェクトを映像化しているのが特徴。

ドラマなので脚色はあるものの、1940年代にどんなUFO事件があったのかが分かります。

予算の都合によりシーズン2で打ち切りとなってしまいましたが、いまだに多くの視聴者から続編の希望が出されるほどの良作です。

興味がある人はゲオの宅配レンタルDVD・ブルーレイでどうぞ。

まとめ

この記事では、UFOの襲来事件として有名なロサンゼルスの戦いと、その様子をとらえた写真についてご紹介しました。

ロサンゼルス・タイムズ紙が新聞に掲載した写真はレタッチされたもの。

しかしながら、1942年の2月に、未確認飛行物体がロサンゼルスの空を飛行していたのは事実です。

目撃者によると、その物体は細長い楕円形(葉巻型)をしていたとのこと。

1時間もの間対空砲を受けながらも、その場で撃墜されることはありませんでした。

これらのことから、ロサンゼルス上空に現れたのはUFOと考えるのが妥当なのです。

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